体験談に基づいたフリーランス医師のデメリットまとめ

体験談に基づいたフリーランス医師のデメリットまとめ

フリーランス医師のデメリット

こんにちは、Dr.KyoJiです。

普段はフリーランス医として複数の病院での外来業務や病棟担当、さらに優良案件の日当直バイトをこなしながら医師の資産形成についての総合情報を発信しています。

医師の資産形成とは、医師であるからこその高収入を利用してその収入を積極的に資産運用に回すことで今まで以上の自己資産を形成することです。

資産運用の方法は人それぞれですが、自分はインデックス投資や米国ETFを購入し、その複利効果で自己資産を増やしています。

このような自分の収入の積極的な投資運用は日々の収入がある程度あるからこそできるのですが、フリーランス医のメリットのひとつは何と言っても収入をいきなり増やすことができる点です。

フリーランス医が確実に収入アップに繋がる内容については以下の記事にも記載しています。

フリーランス医師の高額アルバイト 失敗しない5つの秘訣

今までの記事では

  • フリーランス医=高収入
  • フリーランス医はメリットが多い

といった内容の記事が多かったですが、一方で

と思う先生もいるかと思います。

そこで今回はフリーランス医のデメリットをお伝えし、短所を理解した上でそれを長所に結びつける考え方についてお伝えします。

フリーランス医師の収入のデメリット

世間一般的にフリーランス医として働いていると聞くと、普通より稼いでいる印象を持つ方が多いと思います。実際のところはどうなのでしょうか?

医師の場合、フリーランスは常勤より稼げるのか?と気になっている方も少ないと思います。誰だって、収入は多い方が良いですよね。

実際の自分の月収は手取りが200万を超えており、そちらはブログでお伝えしておりますので是非読んでください。

フリーランス医師の収入を公開します

これはいくつかの転職サイトに登録し、スポットバイトや定期非常勤案件に常に目を通し俗に言う「優良高額案件のバイト」を選ぶようにしているためです。

これらの案件は以下の転職サイトから受けることもでき、また一度登録すると優良案件が定期的にメールで届くのでオススメです。

しかし働く場所と選ぶ時間帯によってはその収入が一気に低下する可能性もあります。

医師の非常勤アルバイトの給与相場は大体時給1万円程度となっていて、フルタイムで勤務した場合、単純計算で年収1,000万円を超えますが、実際に転職サイトを確認すると常勤医の業務の補填のために求人を出す事がほとんどで、時間を区切った求人募集が多いことに気づきます。

そのため、フルタイムでスケジュールを組むのはなかなか難しいでしょう。

週固定の定期アルバイトであれば、フルタイム勤務の場合が多いので、非常勤でフルタイム埋めたいとお考えの方は定期アルバイトをお探しになると良いかと思います。

自分は基本的には週の曜日固定の定期非常勤バイトを選んでいます。

これも、通勤時間などの問題から自身の条件に合う求人が必ず見つかるわけではありません。

ゆえにフリーランスだからと言って、日給10万円の勤務を週5~6で埋めるというのは思った以上に困難で、半日勤務なども絡めて1週間の予定を自身で組み立てる必要があります。

仮に、一般的に好条件と言われるフルタイムで日給10万円の勤務と半日で日給5万円のアルバイト勤務を運よく1日づつ確保できたとして残りを一般的な時間給のバイトとして収入を計算すると、一週間で約30万円の収入を得ることが出来ます。

年間実働を4x12ヶ月=48週として単純計算をすると、フリーランス医の年収は1440万円となり、勤務医の平均年収1696万円(厚生労働省調べ)を下回ってしまいます。

しかもこれはあくまで単純計算になりまして、コロナの影響で突然案件が無くなった場合給料がここから減る可能性もあるので、常に優良案件を探し続ける必要があります。

そのため「勤務医より楽に稼げそうだから」という理由だけで、常勤医師を辞めてフリーランス医師を目指すのはあまりオススメ出来ません。

フリーランス医師が医療ミスを犯した際のデメリット

フリーランス医師のデメリットの最大の特徴は、医療ミスを犯してしまったときの対処です。

フリーランス医師がミスを起こした現場となった病院は、その医師を守ろうとはせず、逆に自分たちが被害者側に回ろうとします。

病院が被害者になるということは、病院が家族側に付くことを意味します。

例えば病院が「そのフリーランスの医師が勝手にやった」と主張したら、誰もその医師を味方するものはおらず、裁判の際に不利になります。

これはスポットバイトだけでなく定期非常勤の場合でも同様のことが言えますので、フリーランス医は常勤医以上に医療ミスに気を配る必要があります

フリーランス医師が医学を学び続ける際のデメリット

フリーランス医師のデメリットの一つに、学びの環境が少ないことが挙げられます。

常勤医の場合、病院負担で学会の参加費や旅行費を出してくれるところが多くありますが、フリーランス医の場合サポートしてくれる病院はないので、これらは全て自腹になってしまいます。

またこれらの自腹は交通費や学会の経費のことだけではなく、自分の給料にも直結します。

勤務医の場合、学会に出る日も給与は支払われますが、フリーランス医師が学会に参加する日はバイトを休んで行くので、完全に無給の日になります。

国際学会に参加しようと思ったら数日間の休みや飛行機代、宿泊代、学会参加費などかなりの額の出費を自分で捻出しなければならず、その間の外来や当直バイトがなくなるため数十万単位でのマイナスになります。

このように最新の医学や自分の専門をさらに深めようと学会に出るには常勤医以上の負担があります。

フリーランス医師は保険料が高い

フリーランス医師は、勤務医より支払う社会保険料が実は高くなってしまいます。

勤務医は勤務先の健康保険組合や共済組合に加入する一方、フリーランス医師は自分で国民健康保険に加入することになります。

勤務医の場合の社会保険料は所属病院の医療法人と半額ずつ折半して負担しますが、フリーランス医師の場合国民健康保険は全額自己負担で、任意保険継続も法人の負担分がなくなり全額負担となります。

厚生年金も勤務医なら労使折半で、配偶者が無職なら第3号被保険者となり年金保険料負担はありません。

一方でフリーランス医師は国民年金保険を支払い、配偶者の分も含めて全額自己負担となります。

国民年金は給付金額が少額なため、十分な受給額を確保するのであればさらに負担は増大します。

このように所属する病院がない場合の健康保険、社会保険の負担が一気に増大することは意外と知られていないので注意が必要です。

フリーランス医師になるにはデメリットを十分把握してから

以上が自分がフリーランス医になって感じたデメリットです。

これ以外にも細かいデメリットはいくつもありますが、自分が大きく感じたマイナス点を挙げました。

もちろん「デメリットが多いからフリーランスはだめだ」と言っているのではありません。

これらのデメリットを十分に理解し、デメリットにうまく対応できるよう心がけていれば、フリーランス医でも十分活躍できます。

一番いけないのは「なんか楽そう」「ゆるふわな感じがいい」と言った漠然としたイメージでデメリットを把握しないままフリーランスになると想像以上にダメージを負ってしまいます。

これらのデメリットをよく理解し、活躍できるフリーランス医になってもらいたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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