新型コロナ感染拡大で医者の転職が急増加
新型コロナウイルスで医師の転職増加!信頼のキャリアエージェントを紹介!
こんにちは、Dr.Kyojiです。
普段は外来診療や当直バイトを行いつつ、フリーランス医師としての働き方や資産形成についての情報を日々発信しています。
最近は新型コロナウイルスの影響で転職を考えている先生方が多くなってきており、医師の転職支援が活発化しています。
そんな医師が転職する際に圧倒的な助けになるのがキャリアエージェントです。
先生方はキャリアエージェントという言葉をお聞きになったことはありますか?
一般の方の転職と同様、医師が病院を転職する際に医師の希望を聞き取り、その希望にあった職場を探し案件を紹介してくれる人たちを指します。

キャリアエージェントって本当に信用できるのかな?
と疑問を抱く先生も多いと思います。
そこで今回は、我々の転職を手助けしてくれるキャリアエージェントが本当に信用できるかについてを考察し、自分が日々情報を受け取っている会社を紹介したいと思います。
キャリアエージェントについて
ここでは医師のキャリアエージェントについてお話しします。
キャリアエージェントとは転職希望者(医師)医療機関の間に仲介者として立ち、医師の転職を支援するサービスを提供する人を指します
このキャリアエージェント達が相談者である医師一人一人の転職希望条件をヒアリングし、最適な転職先を紹介します。
紹介した医師が晴れて採用となると、キャリアエージェントは報酬を得ることができます。
その報酬は我々の年収の2割から3割と言われています。
仮に年収2000万と仮定すると、400-600万が彼らの報酬ということになります。
つまり彼らにとっても非常に大きな報酬となるので、たった一回の転職でも色々な医療機関の情報を教えてくれ、我々の転職の選択肢を広げる手伝いをしてくれます。
キャリアエージェントを使わないとどうなるのか
もしエージェントを使わなければ、医師と病院が直接交渉することになります。
その場合は情報を調べてまとめてくれる人がいないため、
自分でどの病院が何科の医師をどのような待遇でどの程度の年収で欲しているかを調べないといけません。
これは不可能ではありませんが、非常に面倒です。

そう考えると意外と面倒だな、、
普通に仕事もあるし一軒一軒電話してる暇もないし、、
また、仮に自分の希望する条件に近い病院を見つけたとしましょう。
その次に行うのが相手との交渉です。
交渉に慣れていないと、知らない間に自分に不利な条件を飲まなければいけなくなってしまうかもしれません。
そんなことはないだろう、と思う先生もいると思いますが、自分で「まあこれでいいか」という条件で入職した後、その病院の他の先生はもっといい条件だったということも起こり得ます。
つまり病院との契約における大体の相場や契約時にどの程度までこちらの要望を認めてもらえるかの按配が、自分ではわかりにくいということがあります。
結論、キャリアエージェントを使わずに転職することは可能ですがそれなりの知識と情報を持っていないと不利になる、ということです。
キャリアエージェントへの報酬で、医師の年収が減る?
先生方で疑問に思うところはここだと思います。
確かに、キャリアエージェントは我々の転職を支援しますが、転職が成功した場合、その医師の年収の2−3割が報酬になると言われています。
しかしよく勘違いされますが、この報酬は我々の年収から引かれている訳ではありません。
あくまで医師との契約は適正に行われ、契約に至った際にそのキャリアエージェントへの報酬は病院側が負担して払う、ことになっています。
それだけ病院側としてもキャリアエージェントを使いたい、と思っているのです。
- 効率よく医師を集めたい
- 経歴がしっかりした医師を集めたい
- ある程度こちらの条件をのんでくれる医師を紹介してもらいたい
医療機関側としてはこのような理由で、多少契約時の紹介料がかかったとしてもコンサルタントを使いたいと思っているようです。
医療機関側としてもキャリアエージェントは必要とされています。
そのため、医師の年収からキャリアエージェントの報酬が引かれる訳ではないことは頭に入れておいてください。
転職をさせたいがために乗り気でない転職を迫られるのか
これもキャリアエージェントを使う際に気になるポイントかと思います。
我々の報酬の2−3割、となると私がいうのもなんですが結構な額です。
そのため迷っている先生に転職を迫り、あまり乗り気でないが無理強いし転職もさせるのでは、、と思いますね。
これは先生方がエージェントに対してどのような印象を持つかで変わってくると思いますが、基本的に私はせかされる印象はありませんでした。
キャリアエージェントは、紹介先の病院との信頼関係があって成り立っています。
採用の数だけを重視して適当な病院に紹介すると、
ミスマッチによる早期離職
になる可能性が高くなります。
その結果、早期離職があちこちで起こると、「あの転職会社は使えない」と、今後の取引停止にもつながる可能性があります。
そのため、キャリアエージェントは早く転職させることよりも、ベストな転職をさせることを重視しています。
しかし実際に無理な転職を迫ってくるエージェントがいないという保証はありません。
中には採用実績だけを重視するエージェントがいる可能性もあります。
そのようなエージェントであれば、さっさと変えてもらうか別の会社を使うことをお勧めします。
キャリアエージェントが整っているサイトに登録すべし
ここまでの話をまとめると、キャリアエージェントは使わなくても転職できるが相当な準備が必要である、いいエージェントを見極めて適切な情報を収集し自分のタイミングで転職することが大切です。

どこのエージェントを使えばいいかな?
有名なエムスリーだけでいい??
このように考える先生が多いと思います。
キモは実績のある会社に複数登録することです。
エムスリーは確かに有名で、提供される情報も多く非常にありがたいです。
しかし自分に着くエージェントが自分にあっているかどうかは別です。
場合によっては他社のエージェントの方が良かったりすることもあります。
そのために、複数の会社を登録し、それぞれの会社から情報をもらうことが大切です。
私は以下のリンクの会社は全て登録しています。
M3キャリアエージェント
「M3.com」が運営する「エムスリーキャリアエージェント」です。
医師転職ならエムスリーキャリア
医師の間で絶対的な知名度を誇るエムスリーだから多くの医師から信頼を集めています。
M3グループならではの情報量が魅力的で、我々の転職を全面バックアップしてくれます。
大手サイトの口コミでは、医師の満足度が非常に高いのも大きな特長です。
◇こんな医師におすすめ
- たくさんの情報を得たい
- 転職の目的は主に年収のアップである
- 大手特有の信頼できるエージェントにまかせたい
マイナビDOCTOR
マイナビDOCTORは日本の転職業界の最大手で特に非常勤の求人が豊富です。
30年以上の歴史を誇る、古参の医師転職大手会社です。
長年培われた実績による手厚いサービスはもちろんですが、注目したいのは常時10,000件以上を誇る「非公開求人」です。
転職の前にスポットで、と考える先生には非常にお勧めです。
その莫大な求人情報量の中から、ピッタリの転職先が見つかることでしょう。
また、大都市だけでなく地方にも強く、全国的な対応ができるのも魅力です。
◇こんな医師におすすめ
- 非常勤・アルバイトの情報も欲しい
- 地方の案件についても知りたい
- たくさんの求人から転職先を選びたい
- 確かな実績のある会社にまかせたい
まずはこれらのサイトに登録して情報をゲットしてみましょう。
思いも寄らない情報を得られるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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