医師にとって「おいしい」アルバイトとは

こんにちは、Dr.KyoJiです。今回は医師にとってメリットが大きいアルバイトはどんなアルバイトなのかについて考えていこうと思います。
私は医師として外来診療や当直業務を行う傍ら、医師の副業についての総合情報を発信しています。
医師のアルバイトの目的とは
それでは医師がアルバイトをする目的は何でしょうか?
これは聞くまでもなく「収入」の為ですね。
特に大学病院勤務の医師や学位取得のため大学院に入学している医師は驚くほど給料が低いことで知られています。
生活をしていくためにアルバイトが必須であるのが今の日本の医療業界です。
そのためある程度の「収入」がもらえるという前提でそこに加えた付加価値を考えてアルバイトを選んでいくことになります。
医師がアルバイトに求める付加価値とは
それでは次にその付加価値とはどういうものがあるかを考えましょう。
医師のアルバイトを業務によって大きく二つに分けて考えます。
「忙しくないアルバイト」と「忙しいアルバイト」です。
忙しくないアルバイトとはいわゆる救急対応が少ないまたはない案件、外来患者数が少ない案件、また業務内容に専門性が必要とされない案件などです。
一方忙しいアルバイトとはその逆で救急対応が多い案件、外来患者数が多い案件、専門性の高い業務が要求される案件です。
一般的な印象で忙しくないアルバイトより忙しいアルバイトの方が単価が大きいことになっていますが必ずしも全て当てはまるわけではありません。
例えば外来患者数が多くて業務が忙しい日中外来のアルバイトでも一回あたりの単価は他の空いている外来の単価とほとんど変わらなかったりすることがあります。
なので単価アップを目的とした付加価値で忙しい案件を選んでも思ったように収入アップに繋がるものではないことをご了承ください。
私個人の考えとして収入アップを目的とした付加価値は効率が悪いのでその他の付加価値を探すようにしております。

自分のスキルアップに繋がる付加価値を重視した医師のアルバイト
アルバイトを行う先生の中には自分のスキルアップに繋がる案件を好む先生もおられます。
例えば消化器内科の内視鏡のアルバイトはご自身のスキルアップに繋がりますし、また外科系の先生であれば手術対応も含めた勤務を要求される案件を探されている先生もいます。
手術であれば一件あたりいくらという感じで報酬が上乗せされる場合もありますが、案件によっては普段の外来診療とそこまで変わらない場合もあります。
自分の時間をしっかりと取れることに付加価値を見出した医師のアルバイト
前者とは反対で、アルバイト中の自分の時間に付加価値を見出す先生もおられます。そしてこれが大多数なのではないかという印象です。
いわゆる寝当直のアルバイトは、その病院に医師が居るという事実が必要な場合に成り立つものです。
夕方・夜間の救急搬送はなく、簡単な回診のみでほとんど呼ばれることなく朝を迎える。そんなアルバイトを望む先生もいます。
確かに単価に関して言えば救急外来の多い病院と比較すると安いことが多いです。また救急受け入れ、入院に伴ったインセンティブも入らないのでそこでも差が出ることがあります。
しかしそれでも寝当直が人気な理由は自分の時間が確保できるという点が大きいと思います。
普段は大学病院で労働時間関係なく働き睡眠時間がまともに取れないので寝当直のアルバイトで睡眠をとるという先生もいます。
また普段はできない自分の勉強や読書の時間に当てたいという先生もいます。
このように多少単価が安かったりインセンティブもない案件でも、自分の時間をしっかり確保できる案件が人気であります。

医師のアルバイトは自分にあった付加価値を意識した案件選びを
医師のアルバイトはどれも収入的には魅力的なものが多いです。
そのためどこも大差はないだろうと考える先生もおられると思いますが、収入以外の付加価値を考えた案件選びを意識されることをオススメします。
自分の時間をしっかり取りたいと思っていたのに一晩中救急対応になってしまっては「こんなはずでは」と思う先生もおられると思います。
大手サイトの非常勤バイト紹介を使ってみた結果がヒドすぎた・・・
逆に救急対応が大好き、自分のスキルアップをしたいと思っていたのに寝当直のバイトだとなんだか不完全燃焼のような気持ちになったりすることもあるかもしれません。
アルバイトに求める付加価値はそれぞれの先生で異なってきますので、案件を受注する際には自分の求める付加価値をしっかりと確認しておくことも重要だと思います。
私は大手のアルバイト募集サイトを使ったことがありますが、業務内容が不透明なものが多く付加価値を考えた案件選びはできませんでした。
派遣会社を変えたところ、自分の重視する付加価値にあった案件を積極的に教えてくれる会社があり、今ではその会社に案件をほとんど任せている状態です。
ご興味がある先生がおられましたら是非以下のサイトから登録してみてください。私のように自分にあった案件を見つけることができると思います。