COVID-19で今後収入が減少する可能性のある医師

COVID-19で今後収入が減少する可能性のある医師

こんにちは、Dr.KyoJiです。今回はCOVID-19により収入が減少する可能性のある医師についてお話しします。

結論から言いますと、収入が減少する可能性(もしくは現在収入が減ってしまった)のある医師は

  • 大学院生
  • 外科(特に耳鼻科、脳神経外科)
  • 麻酔科

の3つです。一つずつ深掘りしていきます。

このブログでは医師の副業による資産形成についての総合情報を発信しています。ブログの概要についてはこちらでお話ししています。

COVID-19による影響

前回のブログでCOVID-19による非常勤バイト、スポット案件が増加する可能性があることをお伝えしました。

現に複数の大手サイトでスポット案件の種類や単価が増えています。端的にいうと、大学病院からの派遣停止が主な理由と言われています。そこで今回は、このコロナウイルスの蔓延により収入が減ってしまう恐れのある科について考察したいと思います。

大学院生の外勤停止

大学院に在籍している先生は収入が減少する可能性が大きいです。

というのも大学院に在籍すると基本的に大学からの給料というのは入らない仕組みになっています。(と言っても大学の給料自体もそれほどの額ではありませんが)

立場上は「学生」ということになるので給料をもらったり大学病院で勤務するというのは「基本的に」できないことになっています。

そのため大学院の先生は外勤、アルバイトなどで生活費を稼いでいることがほとんどです。

それではなぜ収入が減るかというと、前回もお話しした通りCOVID-19による大学病院の停止に由来します。

COVID-19の感染が確認された大学病院は基本的に新規入院、外来、救急の受け入れを停止します。さらに感染拡大を防ぐ目的に、大学病院勤務医の外勤、アルバイトを一定期間停止する措置をとる大学が増えています。

それは大学院生にも適応され、「今月のアルバイトが全部吹っ飛んでしまった」という先生も中にはいます。

大学院生の場合アルバイト以外の収入がなく、場合によってはその月の家賃以下の収入になってしまう恐れもあり、早急に対処すべき問題となりつつあります。

外科手術の症例減少

外科の先生は収入よりもまずは手術症例が減少する可能性があります。

昨今のCOVID-19のパンデミックにより、中国やイラン、米国などの耳鼻科医から、経鼻手術におけるCOVID-19感染の危険性が指摘されているためです。

実はCOVID-19の武漢で最初の感染拡大が、内視鏡による下垂体腺腫の手術によるもので、手術室に出入りした14人が感染した事実があります。

そのため耳鼻科の手術や脳外科の経鼻下垂体腺腫の手術、頭蓋底手術などは感染拡大の懸念から定期手術の延期、緊急性のある症例のみの手術になる可能性が極めて高いです。

それに伴い手術込みで外勤、アルバイトを行なっている耳鼻科の先生や脳外科の先生にとっては収入の減少に繋がる恐れがあります。

COVID-19の感染拡大の可能性はこの二科だけにとどまらず外科手術一般に波及することが言及されており外科全体で手術症例の減少、外勤先の減少に繋がる恐れがあります。

手術症例減少による麻酔導入の減少

これは上記の手術症例の減少に付随したものですが、全身麻酔による手術症例が減少すると、当然麻酔科の先生による麻酔導入、管理の減少にもつながります。

Lancetのオンライン雑誌のひとつ、EClinicalMedicineに掲載された論文(Lei et al,  EClinicalMedicine (2020): 100331)にCOVID-19の潜伏感染中にelective surgeryを受けた34名の患者のうち

すべての患者は、手術直後にCOVID-19肺炎を発症

15名の患者はICU入室

11名がARDSを発症

7人の患者はICUへの入院後に死亡

というデータが示されました。

https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(20)30075-4/fulltext

緊急手術ではなく、定期手術でこのように状態悪化が指摘されており、今後同様の結果が報告されるようになるとますます定期手術の中止・延期が予想されます。

大学病院だけでなく派遣先の病院でも手術件数が減少すると、日中の麻酔科医の派遣を中止したり、夜間の緊急手術のための待機の麻酔科医の契約がpendingになる可能性が高いです。

そのため麻酔科医の先生の収入が減少する可能性も示唆されます。

対策:自分で派遣先を確保しておく

大学や勤務先によっては、外勤先、アルバイト先を自分で探すところもあります。もし上記の先生で今後外勤やアルバイトを停止させられる可能性のある先生がいましたら、場合によってはご自身で確保する必要がある場合があります。

自分が以前使って案件が比較的多く、受注しやすいなと思ったのはM3とMedPeerです。

現在は整形外科医の先生が運営している派遣会社からほぼ全ての案件を受けています。こちらの派遣会社は自分の都合にあった案件を適宜紹介してくれ、自分は収入アップに直結しました。

大手サイトでもうまくいかない方がいましたら是非利用してください。