看護師の手取り14万に対するフリーランス医の考察

看護師の手取り14万に対するフリーランス医の考察

こんにちは、Dr.KyoJiです。普段はフリーランス医として外来診療や手術、日当直をこなしながら医師の資産形成に関する総合情報を発信しています。

これまでにも医師の収入、特にアルバイトに関する自分の収入や自分で感じた実情をブログにしてきました。

今回は医師ではなく同じ医療従事者の看護師の昨今の収入についてフリーランス医の視点からお話ししたいともいます。

看護師の給料が注目されている

今、看護師の給料が注目されています。

事の発端は新型コロナウイルスの診療による収入源で、東京女子医科大学が看護師のボーナスがカットされ、夜勤手当も削減するという報道がありました。

その際に実際に東京女子医科大学に勤務する20代看護師の給料が公開され、それが手取り14万円であったとのことです。(2020年7月16日 ニュースZERO報道)

この報道がされてから、もっとも登録者数が多いと言われているtwitterでは様々な意見が飛び交いました。

まずは手取り14万の年収はどのくらいか考察してみた

一般的な計算ですが、手取り14万円の場合、所得税、住民税、各所保険を控除せず総支給で考えると、額面は毎月約18.5万円となります。

そしてそれを年収に換算した場合、222万円となります。

年収222万円の場合、所得税は約4,100円/月、住民税は8,900円/月。健康保険は標準報酬金額で計算するとおよそ9,400円という計算になります。

厚生年金も標準報酬金額で計算するとおよそ17,200円。雇用保険は一般で600円前後となります。

手取り14万の生活水準は?

手取り14万円(年収222万円)の収入レベルだと、一般企業ではごく一部の正社員、ほとんどは非正規雇用のアルバイトの収入帯となります。

もし看護師が大学を卒業している場合、他の大卒での初任給での手取り14万円は一部地方の企業のみであります。

また生活状況は実家暮らしか賃貸アパート暮らしかによっても大きく変わります。

実家暮らしの場合であれば家賃はかからないので、多少の趣味や外食をすることは可能です。

問題は賃貸暮らし、特に都市部賃貸暮らしの場合です。

東京女子医科大学は新宿区にあるので、暮らしは東京23区内と想定します。

そうすると、節約生活が中心になるため、趣味など楽しむ余裕は生まれにくい可能性があります。

賃貸の場合、どの程度の賃貸になるのか?

手取り14万円は先ほどもお伝えしたように額面が18.5万円となります。

一般的に住居費用は収入の25%を超えると生活に負担が掛かると言われています。

その為、18.5万円からの25%で計算すると、高くてもおよそ46,000/月の家賃が妥当となります。

首都圏の場合、4.6万円の家賃の物件は1Rにバストイレのユニットバスがほとんどで、学生向けの物件になります。

都心部から少し離れた距離であれば1R~1K、中にはロフト付のアパートがあったりもします

築年数は新築に近い物件で4万円台は見つからないと思います。

手取り14万の生活水準が看護師にとって妥当か

手取り14万の生活水準がどの程度かはこれでだいたいわかりました。

次に、その生活水準が看護師にとって妥当でしょうか?

看護師はご存知の通り国家資格を有した職業になります。

看護師の具体的な仕事内容は病棟や診療科によって違いますが、おもに下記のような業務を担当します。

・血圧、体温、脈拍の測定(バイタルサインチェック)

・巡回(ラウンド)

・医師の指示による注射、点滴、採血

・検査や処置に伴う患者の移送

・入院患者の食事、入浴、排泄の補助

・入院患者の体位交換

・入院患者のベッドメーキングなど身のまわりのお世話

これらほとんどが重労働です。

国家資格を有し、その知識によって国民を看護するものの給料が14万とは到底受け入れられないものでありましょう。

手取り14万円は解決できる問題

まずはじめに結論からお伝えします。

結論:『手取り14万円』という課題は解決できる問題です。

ではその解決方法について、どうして手取り14万になってしまっているのかも考察します。

情報がないと搾取される側になってしまう

世の中、特に日本は無知な人から搾取するようにつくられています。

『知らない』だけで損するようにつくられているのです。

  • 無知であるために適切な収入がわからない
  • 病院(経営者)のいいなりになって安いお金で労働をする
  • 賢い人に騙されて貧乏になってしまう

特に医療者はこの傾向が顕著です。

それは、自分の専門の勉強に邁進するため、世の中の仕組みや収入が多い人、少ない労働で暮らす人がどういう人たちかを知る機会がないためです。

これは看護師だけでなく、医師や薬剤師など、医療関係者一般に言えます。

そのため、自ら勉強して努力して賢くならなければいけません。

知らなければそもそもそれが問題と気づかない・・・

知らないと解決方法がわからないし、それが問題であると認識もできません。

だから現状を打破できないのです。

  • 自分は頭が悪いから
  • 自分には収入を増やす能力がないから

これらは間違っています。

看護師の収入が低いのは収入に対して無知だからです。

自分もそうでしたが、知らないということは別に恥ずかしいことではありません。

ちゃんと知識をつければ、現状はもっと良くなる可能性がたくさんあるからです。

知識がなければ不安に陥り不満がでる

それではなぜtwitterですぐに話題になってしまうほど、手取り14万に対する不満が爆発しているのでしょうか?

それが解決方法がわからないためです。

例えば、手取り14万円を公開し、『命を削っているのに手取り14万は・・・』と発言した看護師も、それを脱する方法がわかれば不満を言うことになならなかったでありましょう。

その解決法がわからない、それがそもそも問題と思っていなかったから、ボーナスがでなかったり夜勤手当が削減されるまで行動を取らなかったのです。

自分原因論で考え、何を行動するかを考えよう

つまり、看護師の収入として手取り14万はありえないことが分かったら、ここからは不満を言ってはいけません。

相手(この場合病院や世の中)にいくら不満を言っても収入は伸びません。

「なぜ手取り14万で何も思わなかったのだろうか」

「手取り14万なら、何ができただろうか」

と自分の行動を客観的に見る自分原因論で物事を考え、次に何をするかを考えることが、解決の第一歩になります。

僕も収入がなく貯金が底をついた時、自分原因論で物事を考え、解決策を考え抜きましたので、ぜひ実践してもらいたいです。

手取り14万円の解決方法

すぐに実践できる方法で手取り14万を解決するには

  • 転職して収入をあげる
  • 副業して+αの収入を得る
  • 生活コストを下げる

あたりが思いつきますね。

特に副業については看護師もアルバイトをしたり、昨今ではYouTubeで情報発信をしている看護師さんも非常に多いです。

また「生活コストを下げる」に関しては支出の内訳を確認し、どこで割合が多いか、どこを減らせるかをもう一度チェックするだけでも数千〜数万の節約になることが多いです。

そしてもっとも即効性があり効果的なのが「転職」です。

医師の場合、医局のしがらみや勤務病院の契約条件などからいきなり転職をすることが難しいですが、看護師の場合は病院に対する責任などは医師よりもかなり薄いので、思い切ってすぐに転職することも可能です。

医師と同じく、看護師にも求人サイトがあります。

いくつかありましたが、自分が調べて良さそうであった会社を載せます。

それがこちらです。

MCナースネット

『MCナースネット』は、利用者満足度が95%を超える転職サイトです。

その理由は専任アドバイザーによる丁寧なヒアリングと、転職から派遣までの幅広い求人紹介があるためです。

公開求人数は全国で1万6千以上もあり、その中でも最近流行りの『ツアーナース』の求人を募集している特集や、2020年8月入職ができる求人も多く取り揃えています。

MCナースネットならではの求人の幅広さが魅力的で、保育園勤務・介護勤務・検診・夜勤専従・イベント救護待機まであらゆる求人があるので、転職もしくは派遣で「現職以外の分野の求人を見てみたい!」と考えている看護師におすすめです。

看護のお仕事 レバレジーズ株式会社

こちらの会社では、経験豊富なキャリアアドバイザーによる無料の転職フルサポートサービスが魅力的と言われています。

医師の転職もそうですが、転職は悩むところから始まり、希望の病院の「情報収集や選択」「面接の設定」「条件交渉」などいくつもの課題をこなしていく必要があります。

こちらの「看護のお仕事」では、そのひとつひとつを丁寧にサポートすることで知られています。

いきなり自分で全部はちょっと・・と言う看護師はアドバイザーからのサポートを受けながら転職を進めてみてはいかがですか?

もちろん登録は無料、情報を得るところからが始まり

これらのサイトへの登録はもちろん無料、相談も無料で行えるところがほとんどです。

情報がない、何も知らなければ行動に移せません。

より良い労働環境、キャリアアップ、収入アップを望むのであれば、まずは情報を得るところからが始まりです。

Dr.KyoJiは無知が故にお金の勉強をするようになり、フリーランス医として収入を伸ばすことができ、生活を安定させることができています。

そのためDr.KyoJiは看護師の労働形態の改善、生活環境の改善を応援します。

医師も看護師もより良い職場を求める気持ちは同じです。
頑張りましょう!